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水どうにハマる理由を解説!なぜ人気なのかを考察してみた

水どうにハマる理由を解説!なぜ人気なのかを考察してみた

本記事では、人気バラエティ番組「水曜どうでしょう」がなぜ人気なのか?

ハマる人が多い理由について考えてみました。

水曜どうでしょうにハマる理由

Youtuberも参考に出来る!脅威の編集技術!

「面白いところ以外は全て切る」。

これが「水曜どうでしょう」の編集方針と、藤村ディレクターは述べています。

 

たとえば飛行機での移動シーン。字幕で説明があるのみで、一切タレントは映りません。

「深夜バスの旅」においても、特別に面白い部分がないSAのシーンはばっさり切られています。

 

「どうでしょう」においては、いわゆる「撮れ高」がありません。

もともと30分番組だったこともあり、余計なシーンは一切入っていないのです。

 

ビデオ撮影をした人であれば経験するように、どのシーンも全て漏らさず撮影しようとするあまり、余計な部分まで動画として公開してしまうことはよくあることでしょう。

 

そこをあえて最小限に抑え、さらに自身の編集技術で切り詰める。

藤村ディレクターの手腕は「水曜どうでしょう」の人気の最も大きい秘密と言えます。

 

また、強調したい台詞や名言のフォントも特徴的です。

企画紹介の太鼓音や、名言台詞のフォントは結婚式の余興ムービーでも使用されています。

 

比較的使用率が高いフォントは「ダイナフォント」で、Amazonでソフト購入が出来ます。

Mac・Winどちらも対応している優れものです。

 

また「デザイン筆文字シリーズ」も使用率が高いフォントとなっています。

効果音についても、PIXTAなどでDLが可能です。

 

大泉洋のボキャブラリーセンス&会話のバトル!

大泉の台詞センスがなければ、「水曜どうでしょう」ヒットはまずありませんでした。

以下は「どうでミー賞」の第1回・第2回の「名セリフ部門」入賞作品です。

 

これがほぼ、大泉の台詞であることがわかります!

第1回どうでミー賞「名セリフ」部門

  1. ★第1位どーも 奥さん 知ってるでしょ?大泉でございます おいパイ食わねぇか6,271票(大泉)
  2. 第2位 ここをキャンプ地とする 2,758票(藤村)
  3. ★第3位僕は一生どうでしょうします1,836票(大泉)
  4. 第4位 デブはだめかよ デブでヒゲはえてたらだめなのかよ1,816票(藤村)
  5. 第5位 寝れないんだよ バスでもう寝れないんだよオレたち1,626票(鈴井)
  6. 第6位 シカでした1,460票(嬉野)
  7. ★第7位ギアいじったっけ ロー入っちゃって もうウィリーさ1,201票(大泉)
  8. 第8位 腹を割って話そう1,019票(藤村)
  9. ★第9位そのジャージ 栗生んじゃねぇ? 1,009票(大泉)
  10. ★第10位それ魅力!927票(大泉)

 

第2回どうでミー賞「名セリフ」部門

  1. ★第1位どーも 奥さん 知ってるでしょ? 大泉でございます おいパイ食わねぇか3799票 (大泉)
  2. ★第2位 No.84糸ようじ3225票(大泉)
  3. ★第3位 No.12僕は一生どうでしょうします1927票(大泉)
  4. 第4位 No.21ここをキャンプ地とする1915票(藤村)
  5. ★第5位No.16ギアいじったっけ ロー入っちゃって もうウィリーさ1563票(大泉)
  6. 第6位 No.86文久三年 嘉永六年1543票(藤村)
  7. ★第7位 No.83エッチデーデー1292票(大泉)
  8. 第8位 1226票No.5シカでした(嬉野)
  9. 第9位 No.11腹を割って話そう1117票(藤村)
  10. ★第10位 No.82寝ー釣ーり!932票(大泉)

 

上位は不動、しかもすべて大泉です。

大泉のボキャブラリーセンスはウケを狙ったものだけではなく、自然と発せられたものが多い傾向にあります。

 

騙されやすい大泉は必ず藤村たちの悪意の企画に引っ掛かり、その後多いに文句を垂れ流すのですが、その結果がこの上位陣の結果に結びついているのです。

永遠の1位であろう「パイ食わねえか」は「シェフ大泉夏野菜スペシャル」の第2夜で聞くことが出来ます。

 

「旅モノ」企画はすべて修学旅行感満載!

当初は「半年で終了する予定」だった「水曜どうでしょう」。

旅番組になったのは、藤村&嬉野ディレクター両名が「道内出身者でなかったから」という理由があります。

 

しかし、今から20年前には「スタッフが全面的に前に出て喋る」形式の番組はなく、「水曜どうでしょう」で藤村が話し出した理由も、あえ

てタブーに乗り込むという意気込みがあったからこそでした。

 

そのため、「企画はいつも大雑把」です。

完走出来ず有耶無耶に終わることもしばしば。

オーロラを撮影しに行く!と旅に出て、肝心のオーロラが映っていないということもあります。

 

それが許されているのは、ひとえに「旅行地を楽しむ」番組ではないからです。

 

「雑な工程の旅を楽しむ男性4名のやり取り」を楽しむ番組。

それが「水曜どうでしょう」の醍醐味です。

それはまるで修学旅行の学生の「自由時間」のような無計画さの楽しみとワクワク感があります。

 

登場人物から人気の理由を解説

藤村忠寿(ふじむら・ただひさ)

「水曜どうでしょう」ディレクターであり、諸悪の根源。

HTB入社の際、「希望する部署」というアンケートに対し、「社長」と書いてしまう野心の持ち主でもあります。

 

「水曜どうでしょう」では企画立案・ナレーターなどをつとめており、正直藤村さん無ければこの番組のヒットはなかったでしょう。

 

彼の笑い声は「水曜どうでしょう」の武器です。彼の笑い声は誘い水となり、出演者や視聴者を爆笑のドツボに突き落とします。

 

序盤こそ喋りや出演を控えていましたが、次第に「前に出る製作者」となり、大泉との会話はファンの大好物となりました。

 

名企画「対決列島」では、自らがついに「魔神」として出演。

圧倒的な食欲の前に大泉とミスターが驚愕することに。

 

餅を飲む、ずんだ餅を一瞬で平らげる、甘い物の腹ごなしをさらに間食で紛らわそうとするなど、恐ろしいパワーを見せつけます。

また、道中での大泉との醜い言い争いは、名言の宝庫です

 

そんな鬼のようなディレクターでしたが、「水曜どうでしょう」レギュラーシーズン最終夜では大号泣。まさに「鬼の目にも涙」となり、視

聴者の心を感動の嵐に包み込みました。

 

現在は役者もこなし、YouTubeに「水曜どうでそうチャンネル」などを開設。

「ひげキャン」(どうでしょうハウスでのキャンプ風景)などを放映し、人気を得ています。

 

独特のお笑いセンスは、テレビ「電波少年」の担当ディレクターだった土屋氏の影響が大きいとのことです。

 

【面白さがわかる動画】

「マレーシアジャングル探検・最終夜」

名言「デブでヒゲ生えてたらダメなのかよ」

鈴木貴之(すずい・たかゆき)

大泉の所属する芸能事務所「オフィスキュー」の社長。

「水曜どうでしょう」では企画立案を担当し、自らも一緒に大泉と苦難の旅に出ます。

 

もともとは「劇団オーパーツ」に所属しており、「道内演劇界で最も観客を集める男」として知られていました。

酒好きであったことから、すすきのでバーを経営したこともあります。

 

「水曜どうでしょう」での愛称は「ミスター」。

とあるテレビの調査では、「北海道でミスターと言えば、長嶋さんではなく鈴木貴之」であることがわかっています。

 

「ミスター」の愛称は、「水曜どうでしょう」の初期企画「サイコロの旅」であまりにも鈴井がとんでもないマス目のサイコロを出すことに由来しています。

 

あまりの酷さに「ミスター水曜どうでしょう」のあだ名がついてしまい、そのまま彼の愛称となりました。

 

その後、「対決列島」で「ミスターではなくエンペラーを目指す」と決意したものの、藤村チームに敗北。現在に至ります。

 

「水曜どうでしょう」レギュラーシーズン最終旅ベトナムでまさかのトランシーバー紛失という事件を起こし、わざわざ奥様が日本からベトナムに渡り、トランシーバーを渡してくれました。

 

その結果、Tシャツに「妻よ、ありがとう」とマジックで文字を入れ、完走することに。

 

しかし、「水曜どうでしょう」レギュラーシーズンが終わったのちに、この奥様とは離婚してしまいます。

奥様は現在、鈴井の事務所の社長となり、鈴井自身は会長となりました。

 

大のアウトドア嫌いでしたが、「ユーコン川」の企画でアウトドアに開眼し、現在は自身の故郷である赤平市で重機を操作しながら、薪割を楽しんでいます。

 

「自分よりも大泉が面白い」「なおかつ、ディレクターの喋りほうが面白い」ことに気づいており、かなりショックを受けたことも告白していました。苦労人です。

 

【面白さがわかる動画】

「ベトナム縦断・最終夜」

「妻よ、ありがとう」

 

嬉野雅道(うれしの・まさみち)

「水曜どうでしょう」のカメラマン兼ディレクター。

HTB藤村と同じ班であったことから「水曜どうでしょう」に参加することに。

 

もともと映画好き・カメラ好きであった彼は、「水曜どうでしょう」の撮影においてもその独特のセンスを発揮。

なんと「タレントを撮影せず風景を撮る」カメラマンとなります。

 

序盤こそ「タレントを映せ」と大泉にぼやかれていましたが、次第にこのスタイルが定着し、現在では「単なる風景にタレントのお喋りが流れる」スタイルが確立しました。

 

主に「どうでしょう班」が宿泊するホテル予約を担当しています。

何故か「男四人で同じ部屋」にこだわり、アメリカでも同じように宿泊施設を予約したところ、ダブルベッド2つが用意され、苦笑いすることもありました。

 

この妙なこだわりのため、「大泉がスプリングのおかしいベッドに当たって寝られない」「テントが暑苦しい」といったトラブルも生み出しています。

 

ドラマや脚本執筆にも関心があり、ホラーテイストドラマ「四国R-14」ではメイン脚本を担当。

放映時には「ガチで怖い」と視聴率を低迷させながら、最後は大泣きさせる感動作品として愛されることになりました。

 

現在はHTBを定年退社し、「藤やんとうれしー」として藤村との活動に専念。

現在は嘱託社員として活動しており、自家製コーヒーを振る舞っています。

 

【面白さがわかる動画】

「マレーシアジャングル探検・第4夜」

名言「シカでした」